
コロニアル屋根とは?




コロニアル屋根とは、セメントを主成分とした薄型の屋根材です。
「コロニアル」とはケイミュー株式会社の製品名であり、
屋根材の正式な分類としては「化粧スレート屋根」にあたります。
薄い平らな板状の屋根材を、下から上へと重ね張りすることで雨水を侵入させない構造になっています。
主な成分はセメントで、強度を高めるために繊維質の材料が混ぜられています。
2004年以前の製品には、補強材としてアスベストが使用されていました(現在は製造禁止)。
表面には塗装が施されており、この塗膜によって美観を保っています。
一枚一枚が薄く軽量であるため、建物への負担が少ないことが大きな特徴です。
耐震性が重視されるようになった背景もあり、1990年代以降に急速に普及しました。
見た目は平らでスッキリとしており、現在の住宅街でよく見かける屋根の多くがこのタイプです。
現在ではケイミュー株式会社1社のみでの取り扱いになっています。

下から上へ重ね葺く施工

厚さ5.2ミリ
1枚当たりの重量 約3.4kg
一枚の寸法910×414mm

時代別のコロニアル屋根の
特徴と耐用年数

初期 1970年代~2004年頃
耐用年数:30年以上
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アスベスト(石綿)入り
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現在は生産終了
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頑丈で長持ち
初期型コロニアル(1970年代~2004年頃)
1970年代に初代コロニアルが登場しました。
当時はアスベストに対する規制が厳しくなく、強度向上の目的でセメントに混ぜて製造されていました。
アスベストは健康被害のある素材ですが、建材としては耐久性・耐熱性に優れた特性を持っています。
そのため、この時期の製品は現在でも割れや反りが少なく、割れ欠けの30年以上無い状態を維持しているケースも見られます。
なお、屋根材としてアスベストを通常使用されている状態であれば、健康被害が生じるものではありません。
ただし、葺き替えなどで撤去・破砕を行う場合は、アスベスト含有建材としての適切な処理が必要となり、処分費用は高くなる傾向があります。
中期(ノンアス初期)2004年~2008年頃
2004年にアスベストが全面禁止となり、屋根材は代替素材へと移行しました。
この時期に販売された代表的な製品のひとつが「コロニアルネオ」です。
そのため、代替素材へ急速に切り替わった移行初期には、十分な長期耐久データが蓄積されていない状態でもありました。
その結果、この時期に製造された一部の製品では、
・ひび割れ
・欠け
・反り
の不具合が、早い段階で見られる事例が全国的に報告されました。
築15~20年前後の住宅では、この時期の屋根材が使用されている可能性があります。
そのため、大きな破損が出る前の段階で、
といった方法を検討される事をおススメしております。
またシモバンでは塗装は出来ない屋根材と考えています。

中期 2004年~2008年頃
耐用年数:15年程度
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ノンアスベスト
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現在は生産終了
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大変割れやすい
改良型(2008年頃~現在)
その後、素材や製造技術の改良が進み、耐久性は大きく向上しました。
代表的な製品のひとつが「コロニアルクァッド」です。
現在販売されている製品は、ノンアス初期製品と比較すると、強度や塗膜性能が改善されています。
メーカー公称では30年前後の耐用年数が示されています。
形状も昔の物とほとんど変えておらず補修に使用することも可能です
長期的な実使用データについては、今後さらに蓄積されていく段階にはありますが長期寿命を期待できる屋根材に仕上がっています。

耐用年数:25年以上
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ノンアスベスト
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現在販売中
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改良型
改良型 2008年頃~現在
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