下関のガルバリウム・トタン屋根はシモバンまで!

金属屋根とは?
日本における金属屋根の歴史は古く、江戸時代にはすでに寺社建築で銅板屋根が使用されていました。軽く加工しやすく、耐久性にも優れていたことから広まったといわれています。
その後、近代化とともに亜鉛メッキ鋼板(いわゆるトタン屋根)が普及し、住宅にも広く使われるようになりました。
平成に入り、耐久性を大きく向上させたガルバリウム鋼板が登場します。トタンに代わる高耐久素材として住宅用途で急速に普及しました。
登場当初は「金属屋根=錆びる」というイメージから敬遠されることもありましたが、時間とともにその性能が評価され、さらに住宅購入層の耐震性への意識の高まりも追い風となり現在では、新築住宅において最も多く採用されている屋根材となっています。



現代の金属屋根 ― ガルバリウム鋼板~SGL
現在、新築・リフォームを問わず圧倒的に採用されている金属屋根材が、ガルバリウム鋼板です。
素材は、アルミニウム・亜鉛・シリコンの合金でメッキされた鋼板。
従来のトタン(亜鉛メッキ鋼板)に比べ、耐食性が大幅に向上し、錆に強い屋根材として広く普及しました。
さらに、その性能を高めたものがSGLです。
SGLは、従来のガルバリウム鋼板にマグネシウム(Mg)を少量添加した高耐食メッキ鋼板で、メーカーの試験データでは従来品の約3倍の耐食性があるとされています。
現在では、多くの高性能屋根材にこのSGLが採用されています。
耐久年数は環境条件によって異なりますが、一般的に30〜50年程度の耐久が期待される屋根材といわれています。


表面塗装の経年劣化により艶が失われ、やや粉を吹いたような状態ではあるが機能としては
金属屋根の種類と寿命

銅
耐用年数:30年以上
表面に生成される緑青(ろくしょう)皮膜が保護層 となり、自己防食性を発揮する金属屋根材。
神社・仏閣をはじめ、格式ある和風建築に用いられてきた伝統素材。
他の金属と接触すると電食(異種金属接触腐食)が発生しやすく、絶縁処理など施工時の配慮が重要となる。

トタン
耐用年数:25年以上
トタンは鋼板に亜鉛めっきを施した金属材で、亜鉛の犠牲防食作用により鋼材の腐食を抑制する。
耐久性はあるものの、めっき層が消耗し赤錆が進行すると腐食が急速に広がり、最終的には孔食(穴あき)に至ることがある。
この経年劣化の印象から、金属屋根全般に対して不安を持たれることも少なくない。

耐用年数:35年以上
鋼板にアルミニウム・亜鉛・シリコンの合金めっきを施し、耐食性と耐熱性を高めた金属建材。
近年では、めっき層にマグネシウムを添加した「SGL(次世代ガルバリウム鋼板)」も登場し、さらに耐食性が向上している。
表面には焼付塗装やフッ素樹脂塗装などが施され、色褪せやチョーキングにも強い仕様となっている。
ガルバリウム(SGL)
最新
そのほか、軽量かつ高い耐食性を有するアルミニウム材や、優れた耐食性能を持つステンレス鋼板などが、用途や環境条件に応じて選定される場合もあります。

金属屋根の特徴
メリット

最も軽量な屋根材
1つ目の金属屋根の最も大きな特徴は、その軽さです。
同じ面積で比べると、瓦の約10分の1程度と非常に軽量です。
屋根が軽いほど建物への負担が少なくなり、地震時の揺れも抑えられるため、耐震性の面で大きなメリットがあります。
また、その軽量さを活かして一枚あたりの屋根材を長く製作することができ、継ぎ目を少なくすることが可能です。
継ぎ目が減ることで雨水の侵入リスクが低くなり、雨漏りに対しても有利になります。
また現在の屋根の上から重ねて張る事が出来軽さを生かしたカバー工法も可能です。
割れない高い延性
2つ目の特徴は金属屋根は、瓦やスレートのように割れることがありません。
薄い鋼板でできているため、現場で曲げたり折ったりすることができ、必要な部分に水返しを作るなど柔軟な施工が可能です。
その自由度の高さは大きな強みですが、同時に仕上がりや耐久性は職人の経験や技量に大きく左右されます。
金属屋根は、素材だけでなく施工精度によって雨漏りへの耐性が決まるのが特徴の屋根材です。


デメリット

断熱材一体型金属屋根
金属屋根単体では低い遮熱性と遮音性
金属屋根最大のデメリットは、その薄さからくる遮音性と断熱性です。
住宅用の金属屋根材の厚さは、およそ0.35〜0.4ミリ程度。
非常に薄い鋼板でできているため、素材単体では音や熱を遮る性能は高くありません。
そのため新築工事では、事前に屋根材の下に防音性・断熱性を高める下地材を組み合わせることが多くなっています。
またリフォームの場合は、断熱材一体型の金属屋根を選ぶことで、雨音の軽減や断熱性能の向上が期待できます。
金属屋根は軽くて強い反面、遮音・断熱については構造全体で考える必要がある屋根材です。
金属特有の錆の発生
割れにくいという特性がある一方で、トタンなどの亜鉛めっき鋼板は、めっき層が消耗すると赤錆が進行し、最終的に腐食が母材に達します。
腐食が進行すると孔食(こうしょく)が発生し、鋼板に穴が開き、雨漏りへ直結します。
しかし、現在のガルバリウム鋼鈑ではトタンと比べ錆への耐性がかなり上がっております。
シモバンではガルバリウム鋼板を採用して30年以上が経過しておりますが、現時点においてトタンのように大きく腐食し、穴あきが原因で雨漏りに至った事例はかなり少ない状況です。
ただし、異種金属との接触部において電食(異種金属接触腐食)が発生し穴が開くケースは確認しております。そのため施工時には、異種金属との取り合いや銅成分を含んだ雨水がガルバリウム鋼板に接触しないよう配慮し、メーカー指定ビスや金具を含めた材料選定・施工を行う必要があります。








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